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今思えばうちの部活のコーチはメンヘラだった話

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いつも行く公園のランニングコースに行くと、部活動中っぽい生徒たちが顧問っぽいおじちゃんに怒られてた。

 

その光景を見て自分の学生時代を思い出す…

 

 

僕の部活のコーチは、メンヘラだった。


通常人間の感情と言うのは喜怒哀楽で表現されるが、そのコーチは喜怒哀哀という重複エレメント自在に操るメンヘラだった。


僕が中学生の頃に所属していた部活の練習を見るのは顧問の先生ではなく、30代のOB。ちょっとヒゲを生やしたおっちゃんという印象だった。女子部員は「生理的に無理」と言っていたのを覚えている。

 

それでまぁ、この人が良くキレる人であった。ドリブル、パス、シュート…どれかひとつでもミスしようものなら怒鳴る。ボールを使ったトリックで親を殺されたんかってくらい怒鳴る。うるちゃい。「やる気が無いなら帰れ」「そんなんもできないなら辞めろ」「今まで何練習してきた?時間を無駄にしたな」などなど、選手のやる気をフルスロットルで削ぐ迷指導っぷりも披露。

 

怒鳴るスタイルの時もあれば、試合中突然「お前、もう下がれ」と、胸の内を語らず選手交代。自己完結するのが大好きな思春期男子みたいな怒り方もする。「何が悪かったか、自分で考えろ」と言うオマケ付きである。自分だけでなく他の選手も同じような気まぐれチェンジを喰らうも、皆「え、俺なんかした?」と言った具合。各々ミスをした心当たりもないので、結局何がいけなかったのかは10年以上経ってもわからないままだ。

 

機嫌が良い時もあったが、特に法則性が無いクソゲーだった。

公式戦後のミーティング(試合に負けた時)どう考えてもお通夜ムードの時にコーチが「お前ら沈み過ぎなんだよ~w」と一言。

 

「お…なんだ、和んでいいのか今?」と思い、部位員一同顔を綻ばせようものなら

 

「笑えるような試合だったか?」

 

とチェックメイト。

 

かと思えばギリギリの試合をしたり、先輩たちの卒業試合など感動シーンでは

「お前らは良く戦ったァ!自慢の教え子たちだ!」

などと意味不明な供述とともに号泣。ここだけワンピースの世界になる。

 

 

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というように、よく怒り、KYし、悟り、泣く僕らのコーチは今思で言うメンヘラだったのかなと、ふと思いました。

 

指導とは、教え導くことだそうですか、結局大会で大きな成績を残すことはなかったし、かけがえの無い経験ができたかと言えば、NO。特に何も教わらなかったし、どこにも導かれませんでした。

 

僕も大人になり、人に何かを教えたりする機会も増えましたが、メンヘラコーチのように支離滅裂な事は言ってないと思います。むしろ「ああいう風になってはいけない」と反面教師のようになってるので、そういう意味では教え導かれたのだろうか。

 

 

皆さんのところの部活顧問やコーチはどんな人でしたでしょうか。

僕の方は、ぶっちゃけ土日ぶっつぶして「あーまた部活が始める」とか憂鬱になるくらいなら、女の子と遊んでたほうが普通に有意義だったなと思ってるので、来世でこの経験を活かしたいですね。

 


おぅわりだぁ!