PS4版ディシディアファイナルファンタジーNTをプレイした感想を語ります
戦わない理由が、多い
どうも、ひいらぎです
わりぃ…やっぱ(ゲームのタイトル)なげぇわ…
(そりゃなげぇので中略)
モンスタハンターワールドで賑わうゲーム界隈、いかがお過ごしでしょうか。
僕はようやく上位にいきました。というわけで今回はPS4ソフトDISSIDIA FINAL FANTASY NTをそこそこプレイした感想を語っていきましょう。
概要
歴代FFキャラが勢揃いの対戦アクションゲームDISSIDIA FINAL FANTASY(やっぱタイトルなげぇので以下ディシディア。2015年にはアーケードゲームとして登場し、今作のPS4版「ディシディアNT」はその移植版的なポジションです。
世界観とストーリー
昔々あるところに、二柱の神様がおって喧嘩してたそうな。
その神々の代理戦争に歴代FINAL FANTASYのキャラクターが駒として使われるのがPSP元祖DISSIDIAのお話。NTはその続編ポジションで、代理戦争は終わったはずなのにまーた別の神様に呼び出しを食らって
「イキナリ呼び出してごーめーん!(ジョイマン)次元そのものを喰っちゃうやべぇやつが出てきたから、敵味方関係無く協力して戦おうや!」
ざっくりいうとこんな感じです。
ちなみにキャッチコピーは「戦わない理由を探すな」と言うブラック企業大賞に選ばれそうなフレーズ。まぁ要するにスマッシュブラザーズってあるじゃん。アレのマリオとかネスが、全部FFキャラになったわけよ。FFシリーズが好きな人にはたまらね!
…はずだったんだけど、今作は非常に人を選びすぎるゲームになっておった。
以下、ひとまず80時間ほど遊んでみた感想になりますドン。
やることはただ一つ
しょっぱな鼻デカモーグリから発せられた衝撃の一言。
「きみの役目は とにかく戦うこと」
「頑張れば 必ずご褒美がもらえるクポ」
社畜やんけ!
良かったところ
慣れるほど面白くなる
まず初めに、今作はPSP版ディシディアとは異なる作りになってました。
オンライン主体で、CPUではなくどっかの誰かとの対人戦がメインになります。
更に1on1から3on3と言うバトル形態の変化も相まって、テクニックを磨くの前提として、動きの読み合いが重要になっており正直難易度はPSP版より色んな意味で上がってます。
僕はアーケード版未プレイなんですが、最初はやっぱり手練組にボコられる日々が続きました。まぁけどそれはしゃーない、アーケード組は2年分先にプレイしてる訳だし。そもそもFPSだろうが恪ゲーだろうが「最初はボコられる」っていうのはマルチの洗礼みたいなもの。
そんな感じで楽しむためにまずシステムを覚え、操作練習をして…画面の情報量多いけど頑張って覚え…と言う事が必要になるわけですが。上達する楽しみを感じる人もいる一方この「ゲームプレイの練習する」と言う感覚が理解できない人は「面白くない」の烙印を押すのは仕方ないかなぁと思います。
例えばRPGで宿屋に泊まるのに超絶難しいコマンド入力はいらないだろうし、基本操作に「慣れる」ことはあっても、わざわざ反復練習したりはしないはずです。
こう言う面白いプレイは流石にヘンタイ的な練習(超褒め言葉)をしてるんでしょうが・・・
格闘ゲームはそうはいかず。技を出す操作をまず覚える必要があるし、自分のキャラだけでなく相手の動きや技の種類も把握しておかなければ対応できない。10回や20回どころではない反復練習が必要になるテクニックもあるでしょう。所謂e-sportsと言う領域になるんでしょうかね。
どうぶつの森でガーデニングしてた人とかがいきなりこんな画面にブチ込まれたら、そりゃつれぇでしょ。
キャラ同士のバランスについて
さすがはコーエーテクモゲームズの、Team NINJA!(CV:櫻井孝宏)
よほど上位の層とバトルしない限りは、強キャラ弱キャラの差異はあまりないように感じました。
たまに同じクラウドなのに「何その動き?」って言う、引くぐらい使いこなす人もいますがこれは普通にプレイヤーの手腕問題。好きなキャラを選択し、存分に使いこなせれば超エキサイティン間違いなし!(?)
まぁ・・・後述しますが召喚獣戦とかいうクソパートに限り、遠距離攻撃持ちが有利になりますがね。
アレンジされた名曲たち
FF1~15と、タクティクスや零式のアレンジ楽曲が今作のバトルBGMになっております。これがね、最高なのよ…ほぼロックテイストだけどTrisectionとか原曲からかけ離れてるほどイイ…
シリーズの垣根を超えたコラボ
ティナとスコールでなんか薄い本が一冊できそうなくらい、相変わらずキャラ同士の掛け合いは見ていて面白いですね。シャントットとアルティミシアのMCバトルや、ケフカのアドリブ。
個人的に笑ったのはノクティス王子の浮きっぷり。やっぱりFF15のノリなんやなぁ。
正統派FF主人公であるWOLさんとセシル先輩に、きょどきょどしながら同行するノクティス王子が一番面白かったです。けどちゃんと「ここまで来て戻るのはナシで」って主張、言えたじゃねぇか。デンワ…できるのか?
きれいなグラフィック(小並)
バトル中は動きがすこしもっさりやなぁと思ったけど対人戦メインだしあまりパッパッ動いてもな、これぐらいがちょうどいいのかしらね。
バトル以外だとラストバトルのムービーは最高でしたよ。
ノクティス王子がライトニングさんの剣を拾ってマップシフトするところとか、ティーダがジェクトに肩貸してるところとかね。
泣いたぞ、すぐ泣いたぞ。
とまぁ、対戦ゲームとしては申し分ない出来だと思います。
が・・・「上手くなければ楽しくない」とも言える。普通のスポーツでもなんでもそうだけどね、いわゆるガチ勢向けのゲームになっちまったなぁと言う印象。
少なくとも小学生が「スマブラしようぜ!」ってノリで「コアバトルしようぜ!」とはならんかなぁ。
以下、気になった点など書きました。
イマイチだったところ
ストーリーモードはオマケ
あってないようなものでした。各所でも言われてますが、数分のムービーがダーーーっとあって、おわり!更にストーリーはガンガン進められるものではなく。
CPUとの対戦で得られるアイテムを消費してひとつずつ開放というスマホゲーみたいなシステム、どうしたNT。
「敵も味方も共闘しましょう」と言う展開もあ、ふーんって感じ。
前述したラストのムービーは良かったけどね。
オフラインの楽しみ消失
PSPでは1人で黙々と技を入れ替えたり、武器を揃えたり…そのためにコロシアムに行ったりとオフラインで楽しめる要素満載でしたが…ディシディアNTは1人で遊べる要素がほとんど無い。
対人戦では(初期は特に)狩られるだけだし、「FF好きだしちょっとやってみっか」と言うエンジョイ層向けの要素をもっと増やしてほしかったなぁ。
マッチングおそすぎ問題
最長12分待ちました(実績解除)。
対人戦メインなのにこれはクリティカルな問題すぎるでしょう。
しかも3on3で人が揃わなかったら勝手にCPUがINするという(そしてカモにされて負ける)。あと開発側じゃないけどラグも結構ひどいですね、時にはノクティス王子のシフトが更に瞬間移動刻んできたよ。さてはおめぇWi-Fiだな?
苦行の召喚獣戦
オンラインで勝てないとかよりも、召喚獣との闘いがきつかった。そうラムウくん、君だよ。ターゲットロックが固定されるので相手の攻撃動作などが十分に確認できない。
そのせいで近接キャラだと接近して攻撃→(何が起きてるか分からん)反撃くらって終了パターンがほとんどなのでここだけはティナなどのシューターで攻略するしかないと言う。
だーれが考えたのコレェ!?
ダークソウルのような死に覚えゲーとは異なり、先述したシューターによる遠距離攻撃でちまちま削るパターンの場合倒しても達成感はあまりないです。しかも召喚獣戦はストーリーモード進めるために絶対やらんといかんっていうね。
だーれが考えたのコレェ!?
そんな召喚獣との鬼畜バトルには難易度選択ナッシング。アクション苦手だけど、お話は見たいなって人のためにイージーモードとかつけてあげてもよかったのでは。
FFが好きなだけではちとキツイ
感動のストーリーがあるわけでも、RPG的なやりこみ要素があるわけでもなし。
「戦わない理由を探すな」の通り対人メインの格ゲー。
ディシディアNTは「FFシリーズが好きで、尚且つ格ゲーが好きな人」向けですね。
PSPにハマっていた人が「お、ディシディア新作出たんだ。どれどれ…」と言う入りで購入すると肩透かしどころか裁きの雷を喰らうかもしれません(ラムウに)
個人的に欲しかった要素としては、装備システムと派生技とかですかねぇ。
けど戦闘中はミニマップやら画面の情報を読み取る必要もあるので、これ以上足してもきついのかなー。HP攻撃も使用できるのは1つだけっていうのは、煩雑になるのを防ぐためだったそうですし。
フィールドギミックとか面白かったんだけどなぁ。オフラインマップみたいなのがあっても…
わりぃ…やっぱ要望止まらねぇわ。
まとめ:4500円で売れました
GEOには寄らねぇぞ。ということでね、売り払ってしまったんですが決してクソゲーではないですよ。キャラを使いこなし、読みがハマり味方との連携が取れ、ギリギリの状況で強いチームに勝利したらやっぱり「やったぜ」となる。
ただやっぱ上手にならないと、そんな爽快感10回プレイして1回あるかどうかでして。
僕も不労所得月収100万円のネオニートじゃないし、限られた時間の中でこれから日々練習し…買った負けたを繰り返し…闘争の沼にハマっていくってのが単純に…わりぃ、やっぱつれぇわ(無理)と思ってGEOりました。
あとマッチングが遅いのがほんと致命的で、このへんスタートダッシュでやらかした感はあるのう。1月29日に改善したそうで、良い方向に向かってほしいです。
【マッチングについて】本日より「マッチング速度の向上」や「通信状況が良好なプレイヤー同士をより優先的にマッチングさせる調整」を適用しております。こちらはアップデートとは別に今後も随時調整してまいります。 #ディシディアNT #DFF_NT
— ディシディアFFNT公式アカウント (@DFF_NT_JP) 2018年1月29日
PSP版信者寄りの僕は船を降りましたが、FFの名を冠したこう言うゲームがあってもいいかなと思いましたよ。
- FFが好き!
- 対戦ゲー好き!
2つの属性を持ち合わせた人なら買いです。
~おしまい~
追伸:
今はモンスターハンターワールドをやってます。
ちょうおもしろいよ