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映画「ドクター・ストレンジ」の感想 3D以上の次元で観るのをおすすめします!

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こんにちわ、ミスター・シャチクことひいらぎです。何のひねりもなし。

 

2017年初鑑賞映画は友人に誘われて見ることにった「ドクターストレンジ」と相成りました。公開日に見て、ちょこちょこ書いてた感想を公開していきます。


ちなみに、アイアンマンは好きだけどマイティ・ソーとかはあんまり詳しくないレベルなので、多元宇宙の中の一つに過ぎない映画感想文として御覧ください。ちなみにがっつりネタバレするのでお気をつけ。

 

ではスタート!

 

 

飛び出る目次をご活用下さい。 

 

 

 

 

映画「ドクター・ストレンジ」とは

 

  • ジャンル: ファンタジー・SFアクション
  • 監督:   スコット・デリクソン
  • 日本公開日:1月27日
  • 長さ:   1時間55分
  • 原作:   マーベル・コミック

 

 

主要キャラクター

ざっとこんな感じです。ストレンジは衣装の青がもう少し映えていたら任天堂ともマンマミーアなコラボできそうなキャラでした。

 

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※以下( )は役者名


主人公
スティーヴン・ヴィンセント・ストレンジ
(ベネディクト・カンバーバッチ)

元天才脳外科医。本作では、ながらスマホが原因の自動車事故により両手をズタボロに負傷し、外科医を引退&失業と言う絶望コンボを喰らう。


色々あって至高の魔術師エンシェント・ワンに弟子入りし、指を治すために魔術の修行を始める。指を治したかっただけなのに世界を救わざるをえない展開に巻き込まれ、最終的にはバトルもの主人公に仕立て上げられる。


カンバーバッチはヒゲが似合うなと思う。

 


ヒロイン
クリスティーン・パーマー
(レイチェル・マクアダムス)

ストレンジの同僚。ヒロインらしい振る舞いより手術するシーンが多く、本編では後半にさくっと退場。「魔術なんてありえないわ」→魔術を目の当たりにして呆然する所謂「何が魔術よ、そう言う妄想するやつはみんな頭の病気…ってホントやったんかい!」と驚く役。

 

至高の魔術師
エンシェント・ワン
(ティルダ・スウィントン)

聖地カマー・タージで魔術教室をやってるおばちゃん。ストレンジに魔術を教えると見せかけて雪山に置き去りにするなど某ヨットスクール並のスパルタ教育を見せる。

「魔術師はSE」と言う名言を残す(筆者の記憶違い)


最終的に実は邪法に手を出してたことが発覚するもその真意は弟子に伝わらず夜景を見がら死ぬ。

 


相棒的なポジション
モルド
(キウェテル・イジョフォー)

Wi-Fiのパスを教えてくれる人。たまにスター・ウォーズのフィンに見える。

 


ラスボス
カエシリウス
(マッツ・ミケルセン)


エンシェント・ワンの元弟子だったけど、闇堕ちして敵になった。プロジェクションマッピングでストレンジを転ばせる。

 


ラスボス2
ドルマムゥ
(CG)

その道の人からしたら名前は「ドーマムゥ」であり、発音が難しい本作のラスボス。

指がズタボロになっても諦めなかったストレンジや、同僚がコスプレしてても冷静に医者としての職務を全うしたヒロインを差し置いて、本作で一番メンタルが弱いところを見せてしまう存在。


その正体は暗黒次元に住む雲みたいなやつだが、正直よくわからない。

 

簡単なあらすじ

見る前の印象としては、アイアンマン(機械)がウィザードマン(魔法)になる感じだろうと思ってたんですが、結構違ってました。

 

当初主人公のストレンジはあくまでも手を治すために魔術師になり、闘う気はさらさらなかった。

 

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突然雪山に放置されて、まともに習ってもいないワープを根性で繰り出してなんとか生還したのも、全ては指を治すため・・・

 

だったんだけど、エンシェント先生やモルドくんが「魔術師なんだから悪い奴らと戦わなきゃ!わからないことあったら聞こうよ!ガキじゃないんだからさぁ!」と一喝したり、実際に戦いに巻き込まれて犠牲者が出ていったりすることで

 

「あ・・(皆を守るために)闘うかぁ」と仕方なく決意

 

今作の敵は識高い系悪い魔術師カエシリウス
彼は暗黒次元にいるドルマムゥ(人間を超越したよくわからない存在)からパワーを貰って、人間を永遠の存在にすることで皆ハッピーにしちゃおうと企んでいた。

 

魔術修行を始めて間もないストレンジは桜木花道と違い特に才能も覚醒せず、サイバーあやとりなどでジリ貧の闘いをせざるを得なくなる。

 

最終的には「時間を操るペンダント」や「浮遊マントって名前だけど、良い感じにバトルのサポートをしてくれる布」と言ったチート装備のお陰で勝利する。

 

相棒だと思ってたモルドは委員長タイプだったので、チート行為について快く思っておらず仲間たちから離れていき、映画のラストで闇落ちする様子を見せるも観客的には「ふーん」という感じ。

 

最後はロキが延々とビールを飲み、「ドクターストレンジは帰ってくるぜ!」と言う字幕が出てこの映画は終了する。

 メインテーマは最高にかっこいいと思った。耳に残るぜ!

 

 

大まかな感想

シビル・ウォーを見たときほどの興奮はありませんでしたが、新たなシリーズ…その初回ということもあり普通に面白かったです。ただ、お話的な面白さと言うよりは映像美を楽しむ感じ…THE・観るアトラクションでしたね。

 

 

話の流れはシンプルだけど専門用語多め

今作はあくまで「ドクター・ストレンジの物語の序章」という感じでした。とりあえずこの話では主人公初心者だしチートで乗り切って、次からがホントの魔術師大戦だぜ!(だから次も観てね♥)

 

シリーズの始まり部分と言うこともあり、ストーリーに関しての面白さは「ふつう」。ちょいちょい笑えるやり取りがあったりコメディ要素は印象に残ってますが、主人公の成長、メッセージ性みたいなものはあまり無いように感じました。

「人のためであれ」くらい。

 

途中でエンシェント先生と精神体で語り合う場面がありましたが、そのシーンを経てストレンジはどういう決意をしたか?傲慢なスタンスから何が変わったか?というのが明確に描かれていなかった事で、従来のヒーロー映画にあるような「守るための闘い」「勧善懲悪」と言ったスッキリな落とし所は無く。

 

強いて言うならこれからどうしていくべきか?を描いた作品
・・・だったんじゃないかな!

 

まぁ「悪いやつをやっつける」のは間違いないので、お話は難しくなくシンプルな流れです。けど、専門用語が多めなので少し理解に苦しむ場面があるかもしれない。

このへんはファンタジー感に慣れが必要というか、難解な専門用語が多いFF13を雪山でクリアする修行が必要ですね。

 

ラストバトルのちょっとした要素で暁美ほむらスタイルこと時間ループを持ってくるのはボク的に斬新でしたねぇ。

 

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ジョジョだったけど。

 

 

2D字幕で観た映像に関しての印象

一緒に見に行った友人とも同じような感想になりましたが、映像に関しては「CGすごいね」って言う感想がまず出てきました。

 

2D字幕で観て思ったことは、3D吹き替えの方で観た方が楽しめたかなと言うこと。三次元万華鏡のような演出で巨大なビル群が曲がったり、ボコボコ生まれたり…THEインセプションな映像と字幕を見るので目が忙しかったです。

 

割と物語序盤で映像型アトラクション体験は出来ると思いますよ。例えばエンシェントワンが魔術デコピンする所とか・・・

 

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宇宙っぽい次元を猛スピードで移動するシーンなどは明らかに3D視聴者向けに作られていたので、これから見る人は4DXとかで見たらいいんじゃないでしょうか。観終わったら多分魔術使えますよ。

 

 

魔法バトルに関して

ビームの撃ち合いとかではなく、拳に魔法陣?をまとわせたり、魔法の槍・刃を作ったりしての肉弾戦が多かったです。火・水・風といった属性的な要素もなく、見た目は雷バチバチなんだけど結局物理で殴るというか。いわゆる拳法によるアクションシーン多めでした。

 

 

面白かったところ

本作では主人公ストレンジが「魔術初心者」です。修行のシーンや気になった演出、印象深い動作などをご紹介していきます。

 

 

浮遊マントさん最強説

 

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途中で展示物だった浮遊マントなる空が飛べる装備を手に入れます。が、これが意思を持ったマントくんなので勝手に動き回り大活躍。もうマントが主人公でいいんじゃないか?と思ってたら、おセンチなストレンジを励ましたりもするのでもうマントがヒロインでもいいんじゃないか?

 

 

ワープルーティーン

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今作で一番ハマったのがワープホールを作る魔術。その時に必要な動作ですね。ボクはワープルーティンを名付けました。映画館を出てすぐマネしました。

 

捕まりました。

 

てゆーかスリング・リングをグッズ販売してくれたら買ったのに!

 アガモットの眼(チートアイテム)は売ってるのに・・・

 

 

Wi-Fiのパスだ

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言霊でしょうか?いいえWi-Fiです

 

 

ツッコミどころ

「なんでやねんねんねん!」とツッコミを入れたくなるシーンをまとめました。

 

 

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魔術師はSE

エンシェント先生が「魔術ってのはまぁプログラミングみたいなもんで、ソースコードを云々」と現代人にもわかりやすく説明してくれたシーン。

そっか・・・魔術も・・・・仕事なんだ(なんかショック)

 

 

 

香港に戦力さきすぎ問題

地球にある3つの聖域。NY、ロンドン、香港・・・すべて破壊されたらドルマムゥ降臨で詰み!にも関わらず、NYなんで独りで守ってんねん!

 

 

チート装備を取り上げない優しさ

魔術初心者がとんでもないアイテムとか、備品を勝手に身に着けてますが…

 

…いいんですかいんですか?

 

 

ラスボスメンタル弱すぎ問題

ストレンジは何度死んでもドルマムゥに立ち向かい交渉をしようとするのに、殺す側のドルマゥは「もうやめて!」ってなる。これが、メンタリズム。

 

 

 

 

何でもありでも気にしない

時間を巻き戻すとかループさせるとか「おいおいスタンド使いは惹かれあうってか?」と何でもあり要素にちょっと笑いましたが、日本でも「でぇじょうぶだ」とか行ってオレンジの球集めりゃ何でもありなアートあるからオーライ。

 

 

 

疑問点

何でもありでもオッケー!と言いましたが、じゃあ具体的に魔術で何が出来るのか、魔術師は何を目的としているのか…というのがフワフワしていた気がしなくもないです。

「聖域を守っている」とは言ってましたが、NYボッチ問題を見たらとてもそうは思えなかったし…

 

エンシェントワンが言ったように「人のためであれ」なら、医療系の魔術に特化したキャラとか出てきたらいいのになと思いました。それならわざわざ怪我する度にオペしなくていいし・・・

 

 

魔法陣の具体的な効果は?

魔法陣を両腕に作って構えるのはいんですが、肝心の効果の程が曖昧というか。シールドみたいな形の陣は斬撃?それとも物理で殴る系?


ストレンジのサイバーあやとりは電熱?なぜワープだけはスリング・リングが無ければいけないのか…などなど

 

例えばナイフだったら「攻撃方法→斬る・刺す→危ない!」と理解できるんですが、旧デュエルディスクみたいな魔法陣で殴り合っても「当たったらどうなるん・・?」とか思ったりして、バトルではハラハラ感が欠けてしまいましたね。

 

 

 

まとめ:続編に期待

鉄男や蜘蛛男がそうであったように、マーベル映画といえば続編、そしてクロスオーバーですからね。アベンジャーズとも絡むみたいだし今後の活躍に期待しています。

 

次は3Dで観てみようかな…と思える作品でした。

映画「ドクター・ストレンジ」はVRで観よう!!!!!!!!

 

-END-