校長先生の長い話を恋バナにしてはどうだろうか?
校長先生のお話
小中高と、12年間子どもやらせてもらいましたけど、校長先生の話ほど無駄な時間はありませんでした。朝礼、行事の挨拶に必ず組み込まれる悪質なプログラム「続いて校長先生からお話があります」
いや、なくていいです(一同、礼)
肝心の内容はと言うと、新聞の投書欄にこんなに良いエッセイがありました報告、夏休みの過ごし方、冬休みの過ごし方、春休みの過ごし方など、テンプレ休暇の過ごし方マニュアルの読み上げ。ちなみに「文武両道」と言う4文字で済む話ばかり。
せめて「私がデンツウを倒すまでの物語」とか実話を元に台本を作り、章立てにして前期は週イチでそれを話すとかしてくれたら良いんですが、いかんせん”学校社会”というFF13も真っ青な一本道ルートしか歩いてきてないもんだからですね(※個人の妄想です)
単純に話が面白くないんですよ。色々聴いてたはずなんですけど、何も覚えてません。
それなのに寝ていたら怒られる。学生時代から理不尽に堪えるという奴隷根性を鍛えられて生きてきたんだな、僕たちは。
単純に朝礼で15分話すとするでしょう?
12年間、週一でどれくらいの時間になります?
面倒なので計算してませんけど、たぶん500年くらい無駄にしてんじゃないですか。
なんて日だ!!!(ANRI)
生徒にウケる話を考える
じゃあ一体どういう話なら生徒にウケるかというと、僕はやっぱり恋バナだと思います。小学生はまぁ、うんことか言ってれば小一時間笑いっぱなしだから簡単だとして、問題のターゲットは中高生…多感な時期です。頭の中はアルファベットHから始まり、Hで終わってます(※個人の勝手な決めつけです)
つーことは…?そう、思春期特有の不純異性交遊トークをすればいいわけですよ。
かといって「フィリピンに行って14~70歳までの女性1万2千人を抱いた話」とかそういうのはダメですよ。個人的には聴きたいし、記録的なものも興味はありますけどね。
校長の話枠で人生を投げ打っちゃあいけねぇよ。
校長先生が学生時代の恋バナとか、そう言うシンプルなのでいいんですよね。
「私が中学生の頃はスマホなんて無くてね…」
あー完璧じゃないですか。そこから「意中の女性とは文通でやり取りした」的な話につなげれば「えーうっそスマホないとかありえなくない!?LINEは!?www」と生徒は草生やして食いつきますよ。園芸活動にもなりますね。
ふーむ、そうですね、恋バナで台本書くとしたら…
「皆さんおはようございます。今日は少し、恥ずかしい話をしたいと思います」
ザワザワ
「私が中学2年生の頃…今で言うとそう、真ん中の列の君たちくらいの時ですね(朝礼で並んで座る2年生達を差しながら)同じ学校にトキさんという女性がいてね。学年は私よりも一つ上で、それは綺麗な人だったんですよ。今で言うと、橋本環奈さんと佐々木希さんをフュージョンさせた感じですね。ポタラじゃないですよ
私なんかチンチクリンで顔はノンスタイルの謝罪した方みたいでね。あ、だいたい想像つきますか?(一笑い)おまけに運動も勉強もできなかったもんだから、トキさんとは関わりもあるはずもなく、平凡な学生生活を過ごしていたんだ。まぁ取り柄もない私でしたが、唯一趣味と呼べるものが読書でしてね。毎日図書館に通いつめたものです。懐かしいなあ。
ある日、いつものように放課後、図書館で太宰作品を読み漁っていた時でした。
ふと本棚に目をやると、トキさんが困った顔で立ちすくんでいたんです。私は相変わらずの美しさをしばらく眺めてから…あ、キモいですねフヒヒww
まぁ、トキさんが困っているようだと気付いたんです。文学書籍のあたりで、一生懸命何かを探している。私は通いつめているだけあって、本の位置にはちょいと詳しくてですね、何か力になれるやもと思ったんです。
とは言ったもののこちとらノンスタフェイス。生田斗真ならね、「なにかお探しですか?」なんて言って、BGMは嵐でイケるかもしれませんがね。話しかけるぞ!と意気込み少し震えながらトキさんに話しかけたんですよ。
「あ、あの。何かお探しでヒュか?」
噛みながら…今思い出しても情けないなあ。
すると彼女は頬を赤らめながらこう答えました。
…続きはまた来周の全校集会で
おわり