Androidで配信されている「寺マリオラン」は1200円払わなくても遊べます
本日12月16日に任天堂から配信されましたスーパーマリオラン。
最初に肝心な事を言っておくと、配信当日の現在ではiOSでの配信オンリーとなっています。
そんなこと全く知らなかった情弱王の僕は「マリオラン」「1200円」などのワードがTwitterでトレンド入りしてたもんだから「早速インストールしてやるぜぇ(スギちゃん)」とまんまとGoogle Play Storeにアクセス。
「マリオラン」で検索するとそこに広がっていたのは、ポケモンGOの時と同じくプライドをかなぐり捨てて何とか小銭を得ようとするクリエイターの傑作集だった。
検索結果を見て「あ、Androidではまだ配信されて無いんだな」と悟った僕ですが、情弱王はタダでは時間を無駄にしない。検索上位にあり、尚且つ評価も高い一つのアプリに焦点を当てた。
その名も・・・
寺マリオラン
一体何者なのか?
タイトルから想像できるのはマリオがヒゲを剃り落として仏門に入る姿。地域住民との交流を通し、お布施を沢山GETして葬儀に高級車で乗り付ける坊さん育成ゲームなのだろうか?しかしサムネイル画像を見るに、そもそも愛すべきヒゲの姿はない。
ひと目見て分かるのはパツキンの猫耳少女(少年説も有)が、ハルクみたいな緑色の怪物に追いかけられている姿。およそヒーローとは程遠い…狩られる者を象徴した衝撃の一枚絵。だが、我々の知る国民的ヒゲーローは狩る側の存在。この時点で英雄の参戦は絶望的だったが、現実は追い打ちをかけるように笑かしに来た。
叙述トリック
ストアで表示されているものと、サムネイルのタイトルがぜんぜん違うんですが。
- サムネのタイトル Temple Magic Run HD
- ストアでの表示 寺マリオラン3D
おそらく本家マリオランの配信に合わせて「アプリの詳細設定で名前だけ変える」と言う奇策「どんなに負けてもさ、最終的にSEOで勝てばいいんだよ」を思いついたのだろう。人類最古のコミュニケーション法を利用した狡猾な手口から察するに、敵はどうやら諸葛亮級。
ここからは気を引き締めねばならない。
気を引き締めたんだけどね。
呆れたがなるほど笑えた。
実際にプレイしてみた
タイトル画面がこんな感じです。ここでは「Temple Mario Run」と言う表記になってますね。もう何を信じたらいいかわからない。
真ん中の再生マークみたいなアイコンをタップすればすぐにゲームが始まります。
スタート直後の様子
最初からツッコんでいったらキリがないので細かいところは無視します。
とりあえずホバリングスライドするハルクに追いかけられます。
道すがらあるコインを取りながらジャンプしたりスライディングしたりして障害物を避け、どんだけ長く突っ走れるかと言うゲームですね。
何かすごい既視感のあるゲームをプレイしたことがあるような気がしますが、それはまた後ほど。
おもろうてやがてアドセンス
道から落ちたり障害物に当たったらゲームオーバーなんですが、途中でハルクの頭が主人公と被るという最悪の展開が発生。初見では回避できないトラップに引っかかり何が起きたかわからないままゲームオーバー。
そして「ゲームオーバー」の文字よりも先に出てくる広告
誤ってタップしてしまいました。これで製作者の生活レベルが上がるのかと思うと腸煮えくり返る思い。
ゲームオーバー画面でもバグりながらボコられる残酷な描写があります。
どのあたりに「マリオ要素」があるか?
上記のプレイ動画だけ見れば「よくある無限に走るやつ」系のゲームです。しかしタイトル「寺マリオ」。一体どこに赤い帽子の配管工ヒゲ要素があるというのか?途方にくれていた時、我々取材班は驚くべき発見をしてしまいました。
このワザとらしいキノコ感!
しかも「食べたら大きくなる」どころか「当たったら死ぬ」殺人マッシュ。
オマージュにしても最低よ!女の子の気持ち考えなさいよね!
更に、目を凝らしてみないと気づかない隠し要素も有り
このフラッグに書かれている文字・・・
WELCOME TO DEMONIC CASTLE
~ようこそ悪魔のような城へ~
「異世界に飛ばされたと思ったらそこは悪魔のような城だった」
なろう小説のタイトルにしてはあまりにも陳腐すぎる。どのあたりが「悪魔のよう」なんですかね。青空は見えるし、道端にコインが連で落ちてるし、気球は飛んでる。
「佐賀バルーンフェスタ特別会場」とかで良いんじゃないかな。
temple要素は?
ひょっとしたら終盤で神社ステージが出てくるのかもしれないけど、もうアンインストールしちゃったから知らない。
ん?
なんですって?
偉大なる先人が作った「Temple Run」のパクリなだけだって・・・?
しーっ!
あと3Dとも書いてたけど、飛び出しもしない。3DSとアバターに謝れ。
まとめ:Androidでの正規版配信を待とう
ひょっとしたら、と言う希望があった。と思ったら無かった。
寺マリオラン3Dはそんなゲームでした。
怒られるとしたら任天堂とImangi Studios, LLCの2社からでしょう。その際は法的手続きラン3D(ただの現実)を頑張って欲しいです。
どちらかと言うと、より上位に表示されていた「メモリそうじ専科」の方が役に立ちます。
また本家マリオランは1200円課金しないと全ステージが遊べないという点がピックアップされていますが、50連ガチャ(6800円相当:欲しいキャラが当たるとは言ってない)とかに比べたら良心的だと思うのでレッツプレイ。
今日はそんな感じでした。それでは!